身体革命

プロフィール

写真:玄関

講師:曽根彰(身体技法研究家)

ごあいさつ

1982年、静岡市生まれ。静岡県立大学国際関係学部卒。

僕は2009年に武術家・甲野善紀氏と出会い、人生が変わるほどの衝撃を受けました。

その頃の僕は自分に全く自信が持てず、自分の人生をどのように生きていったら良いのかと、深刻に思いつめるような日々を過ごしていました。

当時勤めていた仕事も辞め時間ができた僕は図書館に通い、仏教の本から農業の本、炭焼き職人の本など、少しでも自分のアンテナに引っかかるものは借りられるだけ借り、むさぼるように読んでいました。

一通り思いつくものは読んだあと、次は何を読もうか考えていた時、解剖学者で脳科学者の養老孟司氏の本を読もうと思いパソコンで検索をしたところ、養老氏と甲野氏の対談本を見つけました。

それを借りて読んだ僕はとても大きな衝撃を受けました。その本には、常識と呼ばれるものの多くがいかに間違っているか、様々な具体例をあげながら書かれていました。実際、そのような本は数多く存在するのですが、僕が特に甲野氏に衝撃を受けたのは、それを口だけでなく、実際にカラダをつかって証明してみせている点でした。

年齢を重ねるごとに動きが鈍くなってしまうのはどうやっても避けられない、いわば常識中の常識だと当然のように思っていた僕は、それすらを覆してしまっている甲野氏の姿を見て驚いたと同時に、そこには当時の自分自身の状況をひっくり返せるような「何か」があるのではないかと感じ、氏のもとに通うことにしました。

写真:外観

それからというもの、自分のカラダが徐々に変化していくのを感じ、以前ではとてもできなかったようなことが当たり前のようにできるようになったり、自分のカラダの悪い部分(コリなど)に早くから気づき、それに対処することができるようになったりと、時間とともに明らかにカラダの能力が向上していっていることに大きな喜びと希望を感じるようになりました。自分の中に眠る、まだ使われていない領域が無限にあることに気づき、それを少しずつ開発していけば確実にカラダは良くなっていくと実感しました。

自分で自分のカラダをコントロールできるようになってきたとき、あることに気づきました。

それは、カラダの動きと心の動きが、ほとんど完全に連動しているということでした。

悲しい時や嬉しい時、つまらない時など、その時の感情に応じてカラダを動かしたくなり、実際にそのように動かすと、感情が滞ることなく流れていくように感じられるようになりました。

このように自分で自分を助け育てる感覚を、みなさんと共に育てていける場所を作りたいと思い、この活動を続けることになりました。

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